役 職 | 名 前 | 名 前 | 名 前 |
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代表理事 | 田中 達郎 | 原 和男 | 杉若 哲也 |
監 事 | 楠本 健治 | 柏木 満 | |
社 員 | 27名(理事・監事を含む) |
ここ秋津野と呼ばれています和歌山県田辺市上秋津地域は昭和30年代から永遠と住民主体の地域づくりが行われてきました。特に昭和32年に発足した社団法人上秋津愛郷会の設立時には地域を二分する激しい議論が持ち上がりました。昭和の大合併と呼ばれた当時上秋津を含む山間地の6村が合併するに至り、当時、上秋津村にあった村有財産処分問題で、住民が上秋津村の未来への英断を下したことは、60年を経た現在においても、その恩恵を受けています。
昭和から平成の時代に入り、住環境の良さや、交通の利便性の良さから、多くの方が農村である上秋津に移り住むようになり、急激な人口増に陥り、それまでの農村環境が変わりだしコミュニティーの崩壊が叫ばれるようになりました。そこで、コミュニティーの再生と地域づくりにおいて幅広い合意形成とスピードを図るため、地域づくり塾『秋津野塾』を結成し様々な地域づくり(経済活動ではない)を行って来ました。平成10年頃から地元の和歌山大学を中心に全国の地域づくり関係者が秋津野を訪れるようになり幅広い太い地域づくりネットワークも出来上がってまいりました。
平成10年頃から、流通形態の変化、特に量販店の台頭は消費者は歓迎しますが、地域経済を支えています特産物のミカン・柑橘の価格低迷が続きだし生産者には非常に厳しいものでありました。農家が元気がなくなっていく様子に、地域の10年後が心配されるようになり、これまでの地域づくりの経験にはない経済活動へと踏み込んでいきました。和歌山県内では初めての常設の直売所の開設には大きな議論がわき起こりました。特にJA組織や組合員の反対の声は大きく響き渡りました。それでも有志31名が、地元の農業を守るため一人10万円を持ちより手づくりの直売所『きてら』をオープンさせ今日に至っています。小さな成功が次のステップへと必ずつながります。その後、農産物に付加価値を付けて行くため地元の地元柑橘を使用するジュース工場をこれまた住民出資で誕生させ、それまでJAのジュース工場に捨てていた感覚の価格でしか買い取ってもらえなかったミカンが宝に変わりました。
平成20年には、旧田辺市立上秋津小学校の跡地や木造校舎を利用した都市と農村の交流施設『秋津野ガルテン』誕生。もちろん秋津野ガルテンを運用する農業法人株式会社秋津野は住民500人が出資した株式会社であります。しかし、秋津野ガルテンの事業のほとんどが地域課題解決に向けた取り組みであり、まさしくソーシャルビジネスであります。地域に誇りを持ちたい、地域を守り続けていきたいという住民のボランテイア精神で協力する中、事業収益だけでまかなわれています。
今後、ますます高度化する地域づくりを、今後とも維持発展させていくためには、地域づくりにかかわる行政や大学、企業との連携も必要となってきます。また、これまで培ってきた上秋津野地域づくりのノウハウを次世代に受け継いで頂くためにも、地域づくりを支援する中間組織体の必要生に気づかされ、平成26年秋、私達の一般社団法人秋津野未来への挑戦が立ちあがりました。そして、28年4月には当法人も秋津野塾への加入が決定しました。まだまだ、地域に認知はされていないかと思いますが、小さな支援の積重を同志士の皆さん、社員のみなさんとともに続けてまいります。
※ ふるさと未来への挑戦の地域組織との関係図表
※ マスタープランの検証は一般社団法人ふるさと未来への挑戦が独自の事業としてすすめております。 |
〒646-0001
和歌山県田辺市上秋津4558-8
秋津野ガルテン 内
TEL 0739-35-1199